電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問3(5)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問3(5)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(5)次の問いの、「  」内の(ク)に最も適したものを、下記の解答群から

   選び、その番号を記せ。

 

  移動機の内蔵アンテナとして用いられる板状逆Fアンテナについて述べた

 次のA~Cの文章は「ク」

 A  板状逆Fアンテナは、放射板と地板との間に誘電体を挿入することにより、

   小型化することができる。

 B  板状逆Fアンテナは、放射板に切り込みを入れることにより、小型化することが

     できる。

 C  板状逆Fアンテナは、放射板と地板との間に挿入する誘電体の誘電率を大きく

   すると、アンテナのQ値は小さくなる。

        
  <(ク)の解答群>

 ① Aのみ正しい   ② Bのみ正しい     ③ Cのみ正しい

 ④ A、Bが正しい    ⑤ A、Cが正しい  ⑥ B、Cが正しい

 ⑦ A、B、Cいずれも正しい  ⑧ A、B、Cいずれも正しくない

 

続きを読む

電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問3(4)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問3(4)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(4)次の問いの「  」内の(キ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、

   その番号を記せ。

 

   移動体通信の広帯域伝搬における遅延プロファイルについて述べた次の文章

  のうち、誤っているもの「キ」である。     

 <(キ)の解答群>

 ① マルチパス伝搬路における各到来波の伝搬遅延時間と受信電力を表す遅延プロ

   ファイルは、瞬時遅延プロファイル、短区間遅延プロファイル及び長区間遅延

   プロファイルに分類されている。

 ② 数メートル程度の区間内でのマルチパス干渉によるレイリーフェージング

   重なった遅延プロファイルは、瞬時遅延プロファイルといわれる。

 ③ 伝搬遅延時間ごとの受信電力を半波長に相当する距離で平均化し、瞬時変動

   を除去した遅延プロファイルは、短区間遅延プロファイルといわれる。

 ④ 基地局からの距離がほぼ同一で、かつ、伝搬路の状況が同様なエリアで、短

   区間遅延プロファイルを平均化した遅延プロファイルは、長区間遅延プロファ

   イルといわれる。

 

続きを読む

電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問3(3)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問3(3)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(3)次の問いの「  」内の(カ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、

   その番号を記せ。

 

  LTEのビームフォーミングについて述べた次の文章のうち、正しいもの「カ」

 である。

 <(カ)の解答群>

 ① ビームの形成のための重みのかけ方には、コードブックに基づく方法と、

   コードブックに基づかない方法がある。コードブックに基づかない方法は、

   一般に、LTECDMAで使用される。

 ② ビーム形成のための重みのかけ方のうち、コードブックに基づく方法では、

   基地局は、端末に対しどのコードブックの組合せを用いているかを通知する。

   端末は、セル固有のリファレンス信号とコードブックを組み合わせることに

   より、ビーム形成された受信信号の同期検波が可能となる。

 ③ ビーム形成のための重みのかけ方のうち、コードブックに基づかない方法

   では、基地局は、下りリンクの状態についてサウンド・リファレンス信号

   (SRS)などを観察することにより、最適なビーム形成のためのアンテナ

   ウェイトを推定することができる。

 ④ LTEのビームフォーミングは、二つの送信アンテナから同一の情報が送信され

   るが、送信アンテナごとに複素数重み付けが行われ、ビーム形成がなされる。

   端末からのフィードバックによってチャネル状態に応じたビーム形成を行う

   場合は、オープンループ制御になる。

 

続きを読む

【試験中止】電気通信主任技術者・工事担任者・電気工事士・無線従事者

 本日、2020年7月12日(日)実施予定の

 「電気通信主任技術者試験」の中止

 発表されました。

 

 7月なので実施されるか微妙なところでしたが中止となったので、翌年1月31日

 試験に自動振替えとなります。

 

 2020年5月に実施予定だったその他試験、工事担任者電気工事士・無線従事者は

 すでに中止が発表されており、次回試験の自動振替え又は、返金手続きであること

 は全て同様となります。

 

 ただし、電気工事士の筆記免除者のみが対象ですが技能試験の実施有無に関しては

 まだ発表されていないようです。

 

 次まで何をしようか?

 途中で勉強をやめてしまうのはもったいないので、少しずつ継続して進め、勉強を

 習慣化できるようにしようと思います。

 

 しかし、こういった技術的なことや専門用語など、経験の浅い方が聞いてもわかる

 ように説明できる人が増えると業界のボトムアップに繋がりそうです。

 知識と経験とマネジメント能力を共に高いレベルで積み上げた人にしか出来ない事

 なのでかなりレアな人物になりますが。

 

 

電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問3(2)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問3(2)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(2)次の問いの「  」内の(オ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、

   その番号を記せ。

 

   MIMOシステムの受信技術について述べた次の文章のうち、誤っているもの

 「オ」である。     

 <(オ)の解答群>

 ① 空間フィルタリングにおいては、希望信号にアンテナ放射パターンのメイン

   ビームを向け、不要な信号にはアンテナ放射パターンの利得の落ち込み点

   (ヌル)を向けることにより、空間的な選別を行う。

 ② アンテナ放射パターンを作るアレイウェイトの決定手法には、サブストリーム

   干渉を完全に除去するZF(Zero-Forcing)アルゴリズムと、干渉と雑音電力を

   最小とするMMSE(Minimum Mean Square Error)アルゴリズムがある。

 ③ MMSEアルゴリズムは、S/Nの低い領域では、ZFアルゴリズムと比較して

   大きいチャネル容量を確保できる。

 ④ MIMOにおけるマルチストリーム伝送の場合、一般に、空間フィルタリング

   はMLD(Maximum Likelihood Detection)と比較して、ストリーム検出に必要

   となる処理量が大きい。

 

続きを読む

電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問3(1)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問3(1)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(1)次の文章は、移動体通信に用いられるダイバーシチ技術について述べたもの

   である。「  」内の(ア)~(エ)に最も適したものを、下記の解答群から

   選び、その番号を記せ。ただし、「  」内の同じ記号は、同じ解答を示す。

 

  移動体通信では「ア」によって受信強度の低下が生じ、その低下量は移動機の

 位置、周波数又は時間によって変化する。ダイバーシチ技術とは、複数の受信

 信号を得る手段を設け、それらを合成することにより「ア」の影響を緩和する

 ものである。

  複数の入力信号を得る経路はダイバーシチブランチ又はブランチといわれる。

 ダイバーシチの効果を得るにはブランチ間において信号の変動の「イ」ことが

 望ましい。このようなブランチを得る方法には、空間ダイバーシチ、時間ダイバー

 シチなどがある。スペクトル拡散通信で用いられるRAKE方式は遅延時間軸上で

 分離した信号をブランチとするものであり、「ウ」ダイバーシチといわれる。

  ダイバーシチブランチの信号を合成する方法には、選択合成法、「エ」などが

 ある。選択合成方法は受信レベルが高いブランチ又はS/Nが最も良いブランチ

 を選択し、切り換えて使う方法である。また、「エ」は、振幅と位相の両方を

 調整して、S/Nが最大となる出力を得る方法である。

  

 <(ア)~(エ)の解答群>

 ① 相関が小さい  ② パス   ③ 等利得合成法  ④ 熱雑音

 ⑤ 相関が大きい  ⑥ サイト  ⑦ 最大比合成法  ⑧ AMC

 ⑨ 位相が等しい  ⑩ 指向性  ⑪ CPFSK      ⑫ 偏波

 ⑬ マルチパスフェージング    ⑭ レベルが等しい

 ⑮ 隣接チャネル干渉       ⑯ 人工雑音

 

続きを読む

電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問2(5)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問2(5)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(5)次の問いの、「  」内の(ク)に最も適したものを、下記の解答群から

   選び、その番号を記せ。

 

 デジタル信号方式における変復調で用いられるコサインロールオフフィルタに

 ついて述べた次のA~Cの文章は「ク」

 A ロールオフ率αは、0 ≦ α ≦ 1 の範囲の値である。

 B T秒間隔のパルスを符号間干渉なしで伝送するための必要最小限の信号帯域幅

    は、1/T(Hz)である。

 C コサインロールオフフィルタは、ロールオフ率が小さくなるほど狭帯域化

    される。

        
  <(ク)の解答群>

 ① Aのみ正しい   ② Bのみ正しい     ③ Cのみ正しい

 ④ A、Bが正しい    ⑤ A、Cが正しい  ⑥ B、Cが正しい

 ⑦ A、B、Cいずれも正しい  ⑧ A、B、Cいずれも正しくない

 

続きを読む

電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問2(4)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問2(4)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(4)次の問いの「  」内の(キ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、

   その番号を記せ。

 

   デジタル無線方式で用いられる送受信フィルタについて述べた次の文章の

  うち、誤っているもの「キ」である。     

 <(キ)の解答群>

 ① 送信フィルタは、送信信号の帯域制限や、不要波及び高調波の除去を行う

   ために用いられる。

 ② 受信フィルタは、希望信号帯域以外の雑音や非希望信号の除去を行うための

   ものであり、単に不要波レベルを低く抑えるだけでなく、波形ひずみをでき

   るだけ小さく保ちながら、復調時のS/Nを大きくすることが求められる。

 ③ マッチドフィルタは、フィルタは出力におけるS/Nを最大にするフィルタ

   としての機能を有する。

 ④ コサインロールオフフィルタはナイキストフィルタの一種であり、電力

   スペクトル密度が周期的にゼロになる。

 

続きを読む

電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問2(3)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問2(3)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(3)次の問いの「  」内の(カ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、

   その番号を記せ。

 

   誤り訂正技術などについて述べた次の文章のうち、誤っているもの

   「カ」である。     

 <(カ)の解答群>

 ① ブロック符号は、入力情報ビットをk(bit)ごとにまとめ、n-k(bit)の冗長

   ビットを加えてk(bit)より大きいn(bit)の符号語を作るものであり、代表的

   なものにBCH符号及びリードソロモン符号がある。

 ② 畳込み符号は、区切られた符号語を形成せず、先行する複数の入力情報ビット

   の線形結合として符号が形成される。

 ③ ビタビ復号は、ビタビによって提案されたビタビアルゴリズムを用い、最尤

   復号を行うものであり、畳込み符号を復号する方法として、多くのシステム

   において用いられている。

 ④ パンクチャド符号は、ブロック符号化されたデータから、消去可能なシンボル

   を見つけ消去することにより、符号化率の高い符号を形成するものである。

 

続きを読む

電気通信主任技術者 過去問解説(専門的能力:無線)問2(2)

 電気通信主任技術者 専門的能力:無線

 過去問:令和元年 第2回 問2(2)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(2)次の問いの「  」内の(オ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、

   その番号を記せ。

 

 BPSK変調方式などについて述べた次の文章のうち、正しいもの「オ」である。

 <(オ)の解答群>

 ① BPSKは二つの位相を使って信号を伝送しており、2値ASKと比較して信号点間

   距離が短いため、雑音、ひずみに対して弱い。

 ② QPSKと同じ占有帯域幅で送信できるBPSKの情報量は、QPSKの1/4となる。

 ③ BPSK波は、ベースバンド信号と搬送波とをリング変調器で乗算することに

   より生成される。

 ④ QPSK波は、直交した二つのBPSK波を乗算することにより生成される。

 

続きを読む