電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理
過去問:令和元年 第2回 問2(1)
※日本データ通信協会 試験問題より引用
(1)次の文章は、イーサネットの概要について述べたものである。
「 」内の(ア)~(エ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、
その番号を記せ。
イーサネットは、通信規格の一つであり、OSI参照モデルにおける物理層と
データリンク層をサポートしている。
イーサネットがサポートする物理層の規格には、利用される伝送媒体や伝送
速度が異なる仕様がある。例えば1000BASE-Tでは、伝送媒体として最大長100m
の「ア」ケーブルが利用され、伝送速度は最大1Gbit/sとされている。
データリンク層で扱われるイーサネットフレームにおいて、ノードの識別など
に用いられるMACアドレスは、「イ」Byteの長さを持ち、前半部はベンダ識別子
であり、「ウ」ともいわれる。
イーサネットフレームには、先頭からプリアンブル、宛先MACアドレス、送信元
MACアドレス、通信内容であるデータ部、受信したフレームに誤りがないかどうか
をチェックするためのFCSなどが格納される。IPヘッダ及びTCPヘッダを含めたデー
タ部の最大データサイズは「エ」といわれ、デフォルト値は1,500Byteである。
<(ア)~(エ)の解答群>
① 6 ② 同軸 ③ プリアンブル ④ MM光ファイバ
⑤ 8 ⑥ OUI ⑦ MTU ⑧ ツイストペア
⑨ 16 ⑩ MSS ⑪ パディング ⑫ SM光ファイバ
解答:
イーサネットは、通信規格の一つであり、OSI参照モデルにおける物理層と
データリンク層をサポートしている。
イーサネットがサポートする物理層の規格には、利用される伝送媒体や伝送
速度が異なる仕様がある。例えば1000BASE-Tでは、伝送媒体として最大長100m
の「ツイストペア」ケーブルが利用され、伝送速度は最大1Gbit/sとされている。
データリンク層で扱われるイーサネットフレームにおいて、ノードの識別など
に用いられるMACアドレスは、「6」Byteの長さを持ち、前半部はベンダ識別子
であり、「OUI」ともいわれる。
イーサネットフレームには、先頭からプリアンブル、宛先MACアドレス、送信元
MACアドレス、通信内容であるデータ部、受信したフレームに誤りがないかどうか
をチェックするためのFCSなどが格納される。IPヘッダ及びTCPヘッダを含めたデー
タ部の最大データサイズは「MTU」といわれ、デフォルト値は1,500Byteである。