電気通信主任技術者 過去問解説(伝送交換設備及び設備管理)問5(3)

電気通信主任技術者 伝送交換設備及び設備管理

 過去問:令和元年 第2回 問5(3)

 ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

(3)次の問いの、「  」内の(カ)に最も適したものを、下記の解答群から

   選び、その番号を記せ。

 

 Web経由の攻撃について述べた次のA~Cの文章は「カ」

 A  JavaScriptは、Webページに動きや対話性などを付加することができるプロ

   グラム言語であるが、JavaScriptを攻撃対象のWebページに埋め込み、その

   ページの閲覧者を不正サイトに誘導したり、データを盗用したりするために

   用いられる場合がある。

 B  データベースと連携したWebサイトに対する攻撃手法の一つに、クロスサイト

   スクリプティングがある。クロスサイトスクリプティングは、データベースを

   操作する言語であるSQLを使って不正にデータベースを操作することを目的と

   している。

 C  攻撃者がURLのパラメータなどにOSのコマンドを挿入し、利用者が意図しない

   OSコマンドを実行させる攻撃は、一般に、OSコマンドインジェクションとい

   われる。この攻撃を受けるとシステムに侵入され、重要情報が盗まれたり、

   攻撃の踏み台に悪用されるおそれががある。

 

 <(オ)の解答群>

 ① Aのみ正しい   ② Bのみ正しい     ③ Cのみ正しい

 ④ A、Bが正しい    ⑤ A、Cが正しい  ⑥ B、Cが正しい

 ⑦ A、B、Cいずれも正しい  ⑧ A、B、Cいずれも正しくない

 

 

 

 

 

 解答:

 

  ⑤ A、Cが正しいとなります。

  Bの正しい文章は、

  B データベースと連携したWebサイトに対する攻撃手法の一つに、クロスサイ

    スクリプティングSQLインジェクションがある。クロスサイトスクリプティ

    ングSQLインジェクションは、データベースを操作する言語であるSQLを使っ

    て不正にデータベースを操作することを目的としている。

 

  クロスサイトスクリプティングとは

  脆弱性のあるWebサイトを踏み台にして、悪意のあるプログラムをサイトの

  訪問者に送り込む手法。

 

   ※平成28年度 第2回試験でも解答が同様の問題が出題されました。