電気工事士試験でも出題される問題ですね。
各電線の用途と合わせて解説していきます。
AI1種 技術及び理論
過去問:令和元年 第2回 第4問(4)
※日本データ通信協会 試験問題より引用
デジタル式PBXの設置工事において、主装置の筐体に取り付ける接地線は、
一般に、「エ」線を用いる。
解答群:①CV ②VCT ③IV ④DV ⑤OW
解答:
③IVとなります。
CV:
架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
耐候性が有り、主に屋外で電源ケーブルとして使用される。
VCT:
ビニルキャブタイヤケーブル
主に電源ケーブルとして使用されるが、柔軟性に優れているため建物や電柱に
固定せず、移動用電線としてエレベーターや発電機といった機械に使用される。
IV:
ビニル絶縁電線
屋内でコンセントや照明設備への給電の他、接地線として使用される。
DV:
引込用ビニル絶縁電線
低圧の架空電源配線の引込みや、屋内電灯盤などへの引込みに使用される。
OW:
屋外用ビニル絶縁電線
低圧の架空電源配線用に使用される。
単線のため、引込みには向いていない。