電気通信主任技術者 専門的能力:無線
過去問:令和元年 第2回 問3(3)
※日本データ通信協会 試験問題より引用
(3)次の問いの「 」内の(カ)に最も適したものを、下記の解答群から選び、
その番号を記せ。
LTEのビームフォーミングについて述べた次の文章のうち、正しいものは、「カ」
である。
<(カ)の解答群>
① ビームの形成のための重みのかけ方には、コードブックに基づく方法と、
コードブックに基づかない方法がある。コードブックに基づかない方法は、
② ビーム形成のための重みのかけ方のうち、コードブックに基づく方法では、
基地局は、端末に対しどのコードブックの組合せを用いているかを通知する。
端末は、セル固有のリファレンス信号とコードブックを組み合わせることに
より、ビーム形成された受信信号の同期検波が可能となる。
③ ビーム形成のための重みのかけ方のうち、コードブックに基づかない方法
では、基地局は、下りリンクの状態についてサウンド・リファレンス信号
(SRS)などを観察することにより、最適なビーム形成のためのアンテナ
ウェイトを推定することができる。
④ LTEのビームフォーミングは、二つの送信アンテナから同一の情報が送信され
るが、送信アンテナごとに複素数重み付けが行われ、ビーム形成がなされる。
端末からのフィードバックによってチャネル状態に応じたビーム形成を行う
場合は、オープンループ制御になる。
解答:
②が正しいとなります。
①③④の正しい文章は、
① ビームの形成のための重みのかけ方には、コードブックに基づく方法と、
コードブックに基づかない方法がある。コードブックに基づかない方法は、
③ ビーム形成のための重みのかけ方のうち、コードブックに基づかない方法
では、基地局は、下りリンクの状態についてサウンド・リファレンス信号
(SRS) CSI-RSなどを観察することにより、最適なビーム形成のための
アンテナウェイトを推定することができる。
④ LTEのビームフォーミングは、二つの送信アンテナから同一の情報が送信され
るが、送信アンテナごとに複素数重み付けが行われ、ビーム形成がなされる。
端末からのフィードバックによってチャネル状態に応じたビーム形成を行う
場合は、オープンループ クローズドループ制御になる。