電気通信主任技術者 専門的能力:無線
過去問:令和元年 第2回 問1(5)
※日本データ通信協会 試験問題より引用
(5)次の問いの、「 」内の(ク)に最も適したものを、下記の解答群から
選び、その番号を記せ。
屈折について述べた次のA~Cの文章は、「ク」。
A 屈折の現象は、任意の2点を通過する光線は、通過時間が最小となるような
通路を通るというフェルマーの原理から導くことができる。
B 図2に示すような、屈折率の異なる媒質を電波が通過する場合、nを相対屈折率
とすると、次式で表されるオイラーの法則が成り立つ。
n = k2/k1 = sinφi/sinφ0
C 大気中の屈折率が不均一な対流圏における電波通路は、レイトレーシング法を
求めることができる。
<(ク)の解答群>
① Aのみ正しい ② Bのみ正しい ③ Cのみ正しい
④ A、Bが正しい ⑤ A、Cが正しい ⑥ B、Cが正しい
⑦ A、B、Cいずれも正しい ⑧ A、B、Cいずれも正しくない
解答:
⑤ A、Cが正しいとなります。
Bの正しい文章は、
B 図2に示すような、屈折率の異なる媒質を電波が通過する場合、nを相対
屈折率とすると、次式で表されるオイラースネルの法則が成り立つ。
n = k2/k1 = sinφi/sinφ0
ちなみに、「オイラーの公式(等式)」はありますが、「オイラーの法則」
という言葉はありません。
屈折の現象に関する記述で関連するものは、スネルの法則となります。