工事担任者AI 1種 過去問解説(技術及び理論)第5問(3)

AI1種 技術及び理論

 過去問:令和元年 第2回 第5問(3)

  ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

 ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおけるポイント・ツー・マルチポイント

 構成について述べた次の記述のうち、正しいものは、「ウ」である。

 ① 短距離受動バス配線構成において使用可能な配線ケーブルの心線径は、0.4

   ミリメートルに限定される。

 ② 短距離受動バス配線構成における最大配線長は、漏話減衰量によって制限

   されている。 

 ③ 延長受動バス配線におけるTE相互間(NTに一番近いTEと一番遠いTEとの間)

   の配線長は、伝送遅延によって制限されている。

 ④ 延長受動バス配線において使用可能なケーブル種別は、フラットフロアケー

   ブルに限定されている。

 ⑤ 延長受動バス配線は、短距離受動バス配線と異なり、配線途中に増幅器

   取り付けることが許容されている。

 

 

 

 

 

 

 解答:

  ③が正しいものとなります。

 

 その他の回答群は何が誤りなのか、解説していきます。

 ① 心線径が0.4ミリメートルに限定されるといった縛りはない。

 ② 短距離受動バス配線構成における最大配線長は、減衰値ではなく遅延値に

   よって制限される

 ④ フラットフロアケーブルに限定されるといった縛りはない。

 ⑤ 延長受動バス配線は、配線途中に増幅器のような能動素子は取付けられない