AI1種 技術及び理論
過去問:令和元年 第2回 第5問(1)
※日本データ通信協会 試験問題より引用
ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおいて、バス配線の正常性(終端抵抗
の数)確認を行うため、DSUと端末を全て取り外してバス配線とモジュラジャック
のみとし、DSUに接続されていた側から送信線(TA-TB間)の終端抵抗値を測定
したところ25オームであった。
このことから、送信線には終端には終端抵抗付きモジュラジャックが「ア」個、
取り付けられていると判断できる。ただし、バス配線は正しく、測定値は終端抵抗
のみの値とし、モジュラジャックには正規の終端抵抗が取り付けられているもの
とする。
解答群:①1 ②2 ③3 ④4 ⑤5
解答:
④ 4個となります。
長い文章を読んで何のことかさっぱりな印象ですが、ポイントを絞って見て
いきましょう。
バス配線において、送信線の終端抵抗(DSUから最も遠い部分)には100±5Ω
の終端抵抗を内蔵したモジュラジャックを付ける必要があります。
文章より、バス配線は正しくモジュラジャックも正規の終端抵抗が取り付けら
ていることから、以下の回答となります。
100Ω ÷ 25Ω = 4個
※モジュラジャックを4個並べたイメージ
合成抵抗の計算式にあてはめ
1/(1/100 + 1/100 + 1/100 + 1/100)= 1/(4/100)= 1/0.04 = 25 Ω