AI1種 技術及び理論
過去問:令和元年 第2回 第4問(1)
※日本データ通信協会 試験問題より引用
アクセス系線路設備として、メタリック平衡対ケーブルを電柱間の既設の吊り線
にケーブルハンガなどを用いて吊架するときは、一般に、「ア」ケーブルが用い
られる。
解答群:①丸形 ②自己支持型 ③PEC ④ガス隔壁付き ⑤CCP-JF
解答:
①丸形となります。
丸形ケーブル:
強風に強く、吊り線としてケーブルハンガなどが用いられる。
※自己支持ケーブルとの違いは、丸形ケーブルには吊り線が必要となるが自己支持ケーブルは不要。
自己支持型ケーブル:
強風ではダンシングが生じやすく、捻回挿入などの対策が必要となる。
支持線とケーブルが一体となっているため、そのまま電柱に取り付け可能。
PECケーブル:
ラミネートシースが施されており、保守性や遮蔽効果に優れている。
ガス隔壁付きケーブル:
地下を布設するケーブルには外被の損傷を発見しやすくするため、ガスを
圧入している。
ただし、地上のケーブルにはガスを圧入していないため、地下と地上の
ケーブル接続点にガス隔壁付きケーブルを用いる。
CCP-JF:
地下を配線するケーブルとして使用。
外被が損傷しても浸水部が広がらない処置が施されている。