工事担任者AI 1種 過去問解説(技術及び理論)第2問(1)

AI1種 技術及び理論

 過去問:令和元年 第2回 第2問(1)

  ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

 ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおける参照構成について述べた次の

 二つの記述は「ア」

 A  TEには、ISDN基本ユーザ・網インターフェースに準拠しているTE1があり、

   TE1がNT2に接続されるときのTE1とNT2の間の参照点はU点である。

 B  NT2は、一般に、TEとNT1の間に位置し、NT2には、交換や集線などの機能

   のほか、レイヤ2及びレイヤ3のプロトコル処理機能を有しているものがある。

 

 

 

 

 

 

 解答:

 Bのみ正しいとなります。

 

 f:id:awkwarddaddy:20200406223129j:plain

 上の図の通り、ISDNインターフェースにはT点、S点、R点の3つの参照点が

 あります。

 Aの記述では、TE1とNT2の間の参照点を問うものですのでS点が正しい答えと

 なり、U点は存在しないことが分かります。

 

 Bの記述は正しいものとなります。

  NT2:端末とNT1の間に位置し、交換や集線などレイヤ1~3に関する機能

     実現するもの。

     装置例)PABX、LAN

  NT1:網側の終端点に位置し、レイヤ1に関する機能を実現するもの。

     装置例)DSU