AI1種 技術及び理論
過去問:令和元年 第2回 第2問(1)
※日本データ通信協会 試験問題より引用
ISDN基本ユーザ・網インターフェースにおける参照構成について述べた次の
二つの記述は「ア」。
A TEには、ISDN基本ユーザ・網インターフェースに準拠しているTE1があり、
TE1がNT2に接続されるときのTE1とNT2の間の参照点はU点である。
B NT2は、一般に、TEとNT1の間に位置し、NT2には、交換や集線などの機能
のほか、レイヤ2及びレイヤ3のプロトコル処理機能を有しているものがある。
解答:
Bのみ正しいとなります。
上の図の通り、ISDNインターフェースにはT点、S点、R点の3つの参照点が
あります。
Aの記述では、TE1とNT2の間の参照点を問うものですのでS点が正しい答えと
なり、U点は存在しないことが分かります。
Bの記述は正しいものとなります。
NT2:端末とNT1の間に位置し、交換や集線などレイヤ1~3に関する機能を
実現するもの。
装置例)PABX、LAN
NT1:網側の終端点に位置し、レイヤ1に関する機能を実現するもの。
装置例)DSU