工事担任者AI 1種 過去問解説(技術及び理論)第1問(1)

 工事担任者試験では、AI・DDともに「技術及び理論」の回答を丸暗記している

 だけでは、問題回答時に応用が利かない状況も予想されます。

 

 各工事担任者試験のみの合格を目指すのであれば、基本的に過去問の周回で十分

 ですが、根本的な内容を理解したい方や仕事に知識を活かすことを目的としてる

 方もいらっしゃるかと思います。

 

 ここでは応用の利く知識習得に役立てるよう、過去問をより細かく解説して

 参ります。

 

 AI1種 技術及び理論

 過去問:令和元年 第2回 第1問(1)

  ※日本データ通信協会 試験問題より引用

 

 多機能電話機の機能について述べた次の二つの記述は、「ア」

 A  外線に発信するとき、ダイヤルボタンを押して相手の電話番号を電話機の

   ディスプレイに表示させ、確認、訂正などの後、選択信号として送出できる

   機能は、セーブダイヤルといわれる。

 B  電話機の内蔵メモリに、回線ボタンなどに対応してあらかじめダイヤル番号

   を記憶させておき、当該ボタンを押下するだけで記憶させたダイヤル番号を

   選択信号として送出できる機能は、ワンタッチダイヤル、オートダイヤル

   などといわれる。

 

 

 

 

 

 

 解答:

 Bのみ正しいとなります。

 

 Aはプリセットダイヤルに関する記述となります。

 ディスプレイに表示させた番号を確認、訂正したあと外線ボタンにより発信

 する方法をいいます。

 

 ちなみにセーブダイヤルとは、通話中に電話番号を1件だけ記憶する機能を

 いいます。

 記憶方法は2通りあり、ダイヤルした番号を記憶する方法、通話中に聞いた

 番号を記憶する方法があります。

 

 Bの記述は正しいものとなります。

 ワンタッチダイヤル(オートダイヤル)の記載がセーブダイヤル等、別のもの

 に変わって出題される可能性もあるため、内容を覚えられるようにしましょう。