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第1種電気工事士の需要
建設業に関わる方なら
聞いたことはあるかと
思いますが、技術者不足が
今後予想されております。
背景としては技術者の高齢化や
離職率の高さがございます。
中でも第1種電気工事士に関しては、
2020年以降、需要に対して
約2万人の不足を経済産業省より
発表されております。
ちなみに第2種電気工事士は
2045年以降、約3千人の不足が
見込まれております。
このように第1種電気工事士は
非常に需要の高い資格といえます。
免許取得の条件
受験資格
第2種電気工事士と同様、
試験を受けるための条件や
資格はありません。
年齢・学歴・職歴に関係なく
誰でも受験可能です。
免状交付の条件
免状の交付には
第1種電気工事士試験合格の他、
以下の条件が必要となります。
・電気工事士の実務経験5年以上
・電気工事士の実務経験3年以上
+大学、高等専門学校の
電気工学課程の卒業者
第2種電気工事士として
上記実務経験を満たしていれば、
すぐに申請が可能です。
また、第2種電気工事士資格を
持っていない人が
第1種電気工事士試験を
合格したとしても、
上記実務経験を満たせないため
「第2種電気工事士資格」を
先に取ることが必要となります。
出題形式
マークシート式の
4択問題となります。
出題数は50問(各2点)
試験時間は2時間20分
(1時間経てば途中退出可能)
合格点は大抵の場合60点
(100点満点中)
※過去、難易度が高い問題だった際に
58点や56点が合格点だったことも
あるようですが60点以上に
なったことはないです。
合格難易度
第1種電気工事士の
合格率は約30%です。
筆記試験のみに関しては
約40%となりますが、
受験者は第2種電気工事士を
取得した人が大半となるため、
簡単な試験ではないです。
しかし、第2種電気工事士の
記事でも書いたように
現場で作業する人のための
資格となるため、
筆記試験は出題範囲全てを
理解しようとせず合格点を
目指すことでよいかと思います。
最後に
第2種電気工事士の試験内容が、
仕事を通して見聞きしたことが
ほとんどであったため、
難易度としてはあまり高くは
感じていなかったので
第1種電気工事士試験も
大丈夫だろうと考えていました。
筆記試験に関しては、
第2種より範囲は広く、
難易度も数倍は高いかと思います。
しかし、どうにもならないよう
なレベルではなかったです。
実際私もギリギリでしたが
筆記試験には合格しました。
需要の高い
「第1種電気工事士資格」の取得に向け、
皆様の力になれれば幸いです。