科目免除とは

目次 

 

f:id:awkwarddaddy:20201205055501j:plain1.科目合格と何が違うの?

科目合格制度とは、
各科目ごとで合格点を
取ることができれば


決められた期間内、
科目合格として
有効となる制度です。


難易度の高い試験では
1回で全科目合格が
困難であるため


複数回に分けて
試験に挑戦することが
可能です。


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例えば、
工事担任者試験であれば
「基礎・技術・法規」の
3科目ありますが、


技術が合格点でなくても、
基礎・法規が合格点を
取れていれば、


試験が行われた翌月から
2年以内であれば
科目合格として認められます。


次回試験では
技術のみを受験し、
合格点が取れれば
資格取得が可能です。


科目免除とは、
条件を満たせば
特定の科目を
免除できる制度です。


条件とは、


特定の資格を
取得している場合


特定の業種で
指定の実務経験を
積んでいる場合


認定学校で、
特定の単位を
修得している場合
などがあります。


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2.上位資格へのステップアップ

科目免除制度を
利用することで、


効率的に資格取得を
目指すことも可能です。


工事担任者試験を例にすると、
DD1種の資格を持った人が
AI1種を受験する際には、


「基礎」科目が免除されます。
その他、異なる資格に対して
有効なものもあります。


工事担任者(DD3、AI3を除く)の
資格を持った人が
電気通信主任技術者試験
を受験する際には


「電気通信システム」科目が
免除となります。


 3.実践例(第1級陸上無線技術士取得まで)

私は現在、
科目免除制度を利用して


無線設備の操作に関する
最上位資格である
「第1級陸上無線技術士
の合格を目指しております。


実践例として
資格取得までの流れを
以下に記載します。


1.工事担任者 総合種 取得


2.電気通信主任技術者 取得

  工事担任者資格を取得したことで、
  電気通信システムを免除

  設備・専門・法規を受験


3.第1級陸上無線技術士 取得

  電気通信主任技術者
  取得したことで
  無線工学の基礎・無線工学Aを免除

  無線工学B・法規を受験


科目合格制度もある
「第1級陸上無線技術士」を
なぜこのように回りくどく
取得するかについては、


試験日程が
理由の一つにあります。


工事担任者電気通信主任技術者
休日(土曜・日曜)に
実施されるのに対して


陸技平日2日間
試験となります。


試験日程で確実に
休みを取るのが難しいため、


受験科目を半分に減らして
1回で合格を目指す
ことにしました。


最後に

難易度の高い試験の
合格は容易ではありません。


しかし、科目免除・科目合格
といった制度を利用し、


自分なりの計画を立てることで
途中挫折するリスクなど
減らすことができます。


皆様の試験合格までの
プランニングに
役立てられれば幸いです。