目次
1.陸上特殊無線技士の仕事
無線従事者資格の一つで、陸上の無線設備の操作を行うことができます。
工事担任者や電気工事士が工事系の資格なのに対し、陸上特殊無線技士は
保守系の仕事と言えます。
資格を活かせる仕事の場としては、携帯電話基地局、鉄道無線等の保守点検や
メンテナンス業務があります。
陸上無線技術士の下位資格となり、携帯電話の普及により小規模の無線設備の
技術操作等に限定した、比較的取得のし易い資格として誕生しました。
2.陸上特殊無線技士の種類
・第一級陸上特殊無線技士(略称:一陸特)
・第二級陸上特殊無線技士(略称:二陸特)
・国内通信級
一陸特~三陸特の科目は「無線工学」と「法規」
国内通信級の科目は「法規」と「電気通信術(モールス信号)」
陸上特殊無線技士の試験は科目免除制度がないため、一度の試験で
全科目に合格する必要があります。
3.勉強時間と勉強方法
勉強時間は別記事、「工事担任者資格の勉強」でも紹介の通り、色んな人の
勉強時間を参考に、自分に適した時間の確保を行って頂きたいと思います。
私の場合、一陸特を受験した際の条件
スペック:
・社会人4年目
・電気通信工事業に携わっていたため、試験問題の3割くらいは聞き覚えの
ある内容であった
勉強時間:
・試験の2か月前より勉強開始
・過去問を中心に直近3~4年分を2回実施
・2回通しても理解が乏しいと感じた問題は3回目も実施
使用した問題集:
過去問を解きながら、解説が欲しい場合の教科書として以下を使用。
・一陸特受験教室 無線工学
初期段階でどのような試験か把握するために使用。
・一発合格!第一級陸上特殊無線技士試験 テキスト&問題集
最後に
無線系の資格としては比較的取得し易いとはいえ、全くの知識でゼロの
状態ではとっつき辛さはあるかもしれません。
しかし、過去問からの出題率は非常に多く、過去問をひたすら解くことが
合格への近道と言える試験でもあります。