電気通信工事ってどんな仕事?
本ブログでは、「電気通信工事」の
仕事内容や、就職に有利な資格を
紹介していきます。
工事といっても世の中には
様々なものがあります。
建設業許可の種類は
29種類にもなります。
その中で、
「電気通信工事」の仕事内容は、
以下の電気通信設備を設置する
工事を表します。
1.有線電気通信設備
2.無線電気通信設備
3.放送機械設備
4.データ通信設備
主な工事場所は、
1.企業内
⇒PC、プリンタ、電話等の設置
2.携帯電話基地局
⇒アンテナ、無線機の設置
3.衛星設備
⇒パラボラアンテナ、送受信機の設置
4.放送局
⇒映像・音響機材の設置
電気通信工事とは、
「情報通信設備」の設置に伴う、
電気工事を表します。
電気通信工事の資格
◇工事担任者
電気通信回線と端末設備等を
接続するために必要な資格です。
工事担任者には取り扱う回線数や
種類ごとに7種類の資格があります。
①AI 3種(1回線)※家庭内の電話等、接続工事
②AI 2種(50回線まで)※内線は200以下
③AI 1種(制限なし)
④DD 3種
(回線速度1Gbit/秒以下のインターネットに接続)
⑤DD2種
(ISDN回線を除く、
100Mbit/秒以下のデジタル回線への接続工事)
⑥DD1種
(ISDN回線を除く、
全てのデジタル回線への接続工事)
⑦AI・DD総合種(AI1種・DD1種、両方の工事範囲)
工事担任者資格試験は、
実務経験等の縛りは無く
誰でも受験可能です。
◇電気通信主任技術者
電気通信主任技術者は、
電気通信ネットワークの工事、
維持及び運用の責任者です。
電気通信主任技術者は、
ネットワークを構築する
設備により
「伝送交換主任技術者」と
「線路主任技術者」に
分かれております。
①伝送交換主任技術者
(伝送交換設備及びこれに附属する
設備の工事、維持及び運用)
②線路主任技術者
(線路設備及びこれらに附属する
設備の工事、維持及び運用)
電気通信主任技術者資格試験は、
実務経験等の縛りは無く誰でも
受験可能です。
◇電気通信工事施工管理技士
平成31年度に新設された
施工管理技士資格です。
1級・2級に分かれており、
受験するには所定の実務経験が
必要となります。
電気通信工事を通して得た経験
◇携帯電話基地局工事
電波不感地帯などに
アンテナを設置する工事です。
電柱や鉄塔など高所に登っての
作業となり、普通に生活していれば
立入禁止エリア内での工事を
経験できます。
高所が苦手な方には
不向きかもしれません。
◇放送局工事
ラジオ局、テレビ局での
音声・映像伝備工事を行います。
映像制作の裏側や、
局内設備を見ることができます。
◇企業内・官公庁内、通信設備工事
守秘義務があり、
周囲の人に仕事内容は
話せないことが多いです。
ただ、こちらも普段
見ることのできない設備や、
仕事の裏側を見ることが
できます。
電気通信工事の大変さ
世の中の重要な設備となるため、
運用を止めることが無いよう
作業手順書や工程表の作成など、
綿密な計画を行っております。
また、通信業界は日々進化しており、
新しい技術や知識の習得を常に
心がけております。
最後に
電気通信工事の内容と
資格の種類を簡単に
説明させていただきました。
別の記事で、
資格試験合格のための勉強法や、
今回紹介できなかった
資格なども紹介して
いきたいと思います。
電気通信業界への
就職、転職をお考えの方や、
現業を行いながら
ステップアップを目指す、
若手~中堅社員の方の
役に立てればと思い、
今後も記事を
アップしていきたいと思います。